2016年10月19日水曜日

和服リメイク講習会【12カ月コース】

10月18日(火)和服リメイク講習会《12カ月コース》を陸前高田レインボーハウスで開催しました。

今回は、10月29、30日の土日に開催される【陸前高田市民芸術祭】に展示する作品作りの最後の追い込みになりました。
「完成に向けてしっかりポイントを学ぼう」というみなさんの意気込みに圧倒されました。
すごい熱量も感じられて、先生も嬉しそうです。




畠山先生からは、ぐし縫い・なみ縫いなど、縫い方の違いなどを教わりながら、実際に縫い方のポイントの指導を受けました。
袖ぐりなど難しい箇所にも対応できるよう、その一つとしてカーブの縫い方を直接教えていだきました。




こちらはズボンを製作中です。
今回チャレンジしているのは、サイドにポケットを付けるところです。
裏地も使用するため、ちょっと高度な作業になりますが、縫い方などしっかり基本を習得しようと真剣です。

先生からご指導をいただきながら、各自でどんどん進めていきます。
みなさんの「自発性」には、本当に脱帽です。


スペースもあり机も広く使えるので、空間を存分に利用しながら作業を進めていけるのが嬉しいですね。




こちらの方は、『刺し子』に挑戦していらっしゃいます。
素敵な模様の生地を切り取り、それを濃紺の生地に縫い付けて『刺し子』の技法で仕上げてくそうです。
ここが出来上がりを左右する大事なところなので、しっかりイメージを固める作業をしています。
完成品が楽しみですね。




お昼タイムには、各自楽しい話題でおしゃべりです。


今回は、一緒に非常食用の『缶入りパン』も試食してみました。
みなさんに”美味しい”と大好評で、『缶入りパン』への質問などもいただきました。
非常食の備蓄の重要性も話題にできて、興味を持たれた参加者の方もいらっしゃいました。


午後の時間です。
みなさん、休み時間も短めにすぐ作業に取り掛かっています。
こちらのお二人は次の作品について、いろいろ意見交換をしながらお話しています。




こちらは、和服の生地が薄くなっているため、裏から黒い布で補強し、更に裏地を付けるそうです。
ここにも知恵が使われていますね。


こちらは、生地の模様にそって”刺し子”を施し完成したものです。
一針一針、時間を見つけて、楽しみながら出来たそうです。
左側が表側、右側が裏側の様子です。
きれいに針目が入っているのが、うかがえますね。
確かな技術ですね。
これからどんな作品になるのか、想像するだけでトキメキです。


こちらは、本を参考に型紙を製作しています。
先生からは、「きっと出来るから」との言葉を頂き、取り組んでいます。
この”チャレンジ精神”を見習いたいです。。。


講習生の方が作った作品を、先生に試着してもらいながらアドバイスを頂きます。
絶対的に信頼を寄せる先生の言葉は本当に重要です。
周りの参加者の方も、一緒に聞きながら参考にしていました。


日常の空間から離れた、広い窓と景色の中で作業をしています。
このガラス越しに見える景色が、心地良い雰囲気を作ってくれます。
本当に素敵な空間ですよね~。


途中で試着しながら、補正が必要なところのチェックをしていただきます。
先生の丁寧なご指導はとても好評で、みなさん積極的に手を挙げて、疑問点を確認しながら完成を目指しています。
個々のレベルも着実にアップしているのが、作品からも感じられます。


それぞれいろんなデザインに取り組んでいて、こちらの方は薄手の生地で扱いがかなり難しいようですが頑張って製作しています。


今回も終了時間ぎりぎりまで作業が進められ、本当に充実した講習会になりました。
どんどん新たな作品に取り組み、更に高度な技術の習得にも積極的に取り掛かるみなさんの意欲が感じられました。
完成間近の作品を互いに試着しあう光景も微笑ましく、お互いに興味を持って刺激し合いながら技術向上に向けて意識が高まっています。
この”相乗効果”で、分からないことも気軽に確認し合ったりできる関係性が生まれ、仲間作りにうまく影響していているのですね。
みなさん、本当に優等生なんです!

それではみなさん、今月末の陸前高田市 市民芸術祭をお楽しみに♪

【次回開催予定】 11月15日(火)@陸前高田レインボーハウス 午前10時~午後4時