今回は岩手弁護士会より佐藤英樹弁護士と、東京弁護士会より瀧上明弁護士にお越しいただきました。
また、陸前高田市建設業協会住宅再建協議会の山本健太さんにもご参加いただきました。
最初に、「生活再建のために」と題して【紙芝居】を使って分かりやすく説明をしていただきました。
次に「生活再建に関する公的支援制度一覧表」を活用しながら、公的支援制度について、参加者の方それぞれに合った内容で、詳しくお話していきます。
参加者の方々から出された質問の中には、生活再建加算支援金の申請期限が、現在は平成30年4月10日となっているが、換地先(盛り土)の造成が完了するのはもっと先のため、その後に家を建設するのは、その申請期限には間に合わないといったお話も出てとても心配のご様子でした。
その話を受けて、在間弁護士より「今までも延長されてきているが、今後もその期間が延長されるよう働き掛けていく」との、心強い回答をいただきました。
住宅・生活を再建される方々は、変わり行く状況のなかで常に不安を抱えています。
震災前は、弁護士の方と直接お話をすることがない地域でしたので、このような法的支援を受ける機会もありませんでした。
しかし、現在はこうして顔が見える距離で気軽にお話することができ、このサロン活動を通してその悩みや心配事、公的支援制度やいろんな手続きに関する疑問点などを出して、解決に向けてのアドバイスを受けていただいております。
それにより、制度の内容を十分理解されたり、納得していかれます。
複雑な手続きも業者の担当者の方に確認しながら進めたほうがいいなど、再建の方々のご苦労を察しながら、寄り添った形での助言もしてくださいます。
毎回、参加者の方には「参加して良かった」という感想をいただいております。
今後も、各仮設住宅や災害公営住宅に伺っ、サロン活動をすすめていきますので、皆様のご参加をお待ちしております。
【次回開催予定】 8月31日(水)午後6:30~8:00 @矢の浦仮設住宅
こちらは、入居者の方も少なくなっておりますので個別訪問させていただく予定です。
緑色のビブスを着用した弁護士が、住宅敷地内を歩いておりますので、どうぞお気軽にお声をおかけください。