2016年8月30日火曜日

ケイタリング・スタンディングバー「はまかだサロン」開催

8月26日(金)矢作中学校仮設住宅駐車場において、ケイタリング・スタンディングバー「はまかだサロン」を開催しました。


台風が北上し雨が降りそうな気配でしたが、待っていてくださる仮設のみなさんにお会いするため、準備万端、さあこれから出発です!

告知のチラシを配布した際、矢作中学校仮設にお住まいのみなさんに大好評で、興味を示して下さいました。
「楽しみにして是非待ってる」とのお声も掛けていただき、とてもうれしく思います。


みなさんでテーブルを囲んで、いよいよスタートです。




日が暮れて、薄暗い雰囲気のなかで、さらにみなさん楽しそうにスタンディング・バー(実際には座ってますが・・・)での交流を楽しんで頂きました。
普段お顔を合わせていても、仮設によってはこのように一緒にテーブルを囲んで気兼ねなく楽しめる機会もどんどん減ってきています。
わずかな試飲・試食といった形式ではありますが、ご利用いただきながら繋がりを深め、新たな交流が生まれる方法の一つとなっていけるようにと思います。

ほんの少しでも関心を持っていただき、会話に入ってきていただけたら最高に嬉しいです。

また、今回は陸前高田市の保健推進委員として活動している方からの情報提供やお話もあり、盛りだくさんの内容となりました

行政窓口に置いてある資料、パンフレットなども持参していますので、この機会に情報交換などもできますのでご利用ください。

この後雨が降り出し、急遽集会所をお借りして開催し、その後も最後までお話が盛り上がりました。

【次回開催予定】9月2日(金)旧矢作診療所跡地仮設住宅駐車場 午後5時~7時

2016年8月29日月曜日

ケイタリング・スタンディングバー『はまかだサロン』によるコミュニティ形成事業 

8月25日、竹駒小学校仮設住宅・駐車場にて、ケイタリング・スタンディングバー『はまかだサロン』によるコミュニティ形成事業を開催しました。


駐車場の一角をお借りして場所を確保しました。
これから準備に取り掛かります。




早速住民の方々にお集まりいただき、飲み物や漬物などの差し入れも頂いたりと、和やかな雰囲気の中スタートしました。


途中で、自民党の有村治子参議院議員が、女性NPO団体との懇談を終えてお忙しいスケジュールの中、この活動にお立ち寄りくださいました。
今回のこのサプライズを企画してくださった、中野貴徳市議と蒲生哲市議のお二人も同席されて活動をご覧頂きました。


突然の有村議員のご来訪に、仮設のみなさんもびっくりすると同時に大喜びです。
みなさんの”生の声”をお伝えできる良い機会になり、仮設での現状や困っている事等、色んなお話することができました。


有村議員は、とても明るく親しみやすく気さくなお人柄でいらっしゃり、住民のみなさんとすぐに溶け込んで会話も弾んでいました。
非常食の五目ご飯をみなさんに分けていただきながら、楽しく懇談です。



どの方にもお顔を向けながら、真剣にお話を聞いてくださいました。
この距離感で思いを伝えることが出来て、みなさんも嬉しそうですね。

制度などの中身を、現場に合ったものに変えることができるお立場の有村議員が、”みなさんの声”を吸い上げて、改善してほしい部分がしっかり反映されることを願っています。
是非、今後のご活躍もご期待申し上げます。
そして、今後もこの陸前高田に目を向けられて、忘れずにいてくださるようにと思いを託します。


参加のみなさんと、記念写真です。
本当に良い記念になりました。


有村議員には、本日の活動の趣旨や当団体の活動などもお伝えしながら、震災後、地元のみなさんの頑張りや、私たちの微力ながらも寄り添っていろんな活動をしてきた経過をお話しさせて頂きました。


仲良くツーショットです。
女性としても、本当に素敵な方ですよね!


最後は、一人一人と握手を交わしながら”笑顔”でお別れです。
本当にありがとうございました。






自治会長さんのお声掛けもあり、大勢の住民さんに集まっていただく事ができ楽しく交流することができました。
以前の様に、いろんなお顔が揃うことが難しい状況になってきている中で、テーブルを囲みながらの”ひととき”は、貴重な時間だと思います。
何れは、災害公営住宅に移る方、自力再建で家を建てられる方、集団移転の方など様々です。
しかし、震災後、この竹駒小学校仮設住宅で5年以上も一緒にいたその思いは特別だと思います。様々な状況を一緒に乗り越えてきた”仲間”。。。今後、ここを出られたとしても、どこかで必ず繋がっていると思います。

これからも、みなさんがお元気で過ごされていかれることを願っています。
そんな思いで、今後もこの活動を継続していきたいと思います。

手作り手芸品バザー出店

8月28日(日)陸前高田未来商店街において、テレビ岩手「24時間テレビ」番組イベントの企画で
「けせん朝市(五の市)」に参加してきました。




毎月5の付く日は「けせん朝市」として震災以前よりある、歴史ある朝市です。
今回は、ミシン繋がりの高橋さんからお声をかけて頂き、私たちも初めて参加してきました。
朝市のスタッフさんには、ブース作りからいろいろとお手伝いいただきお世話になりました。



地元で取れた海産物・野菜やお米、果物など、自慢の品々を広げて準備しています。
80歳を超えているおばあちゃん達も定期的に参加しているそうです。
お話も楽しく、とてもお元気で凄いですね。
お陰さまで私たちも楽しく参加する事ができました。
”人と人”がしっかり繋がっている感じで、みなさんとっても温かったです。




こちらが、当団体のブースです。
早速手に取って眺めて頂き、みなさん興味を持って下さいました。


お客さんは、暫し足を止めて会話を楽しんでいかれます。
このまったりした感じが朝市の良さでもあります。
知り合いの方もお顔を見つけると、立ち寄って話し込んでいきます。


本日のスケジュールは、こんな感じで盛りだくさんです。


特設ステージでは、アンダーパスさんや、濱守栄子さんのハートフルライブもあり、岩手のヒーロー・ガンライザーとの握手会など、お子さんも楽しめる企画が満載でした。

2016年8月26日金曜日

有村治子参議院議員と懇談会に出席

8月25日(木)ひまわりハウスにおいて、自民党の有村治子参議院議員と陸前高田市内のNPOを運営する女性たちとの懇談会が開催されました。

この企画は、中野貴徳市議と蒲生悟市議が発起人となり、東京・参議院会館の有村議員の元を訪れ、震災後に立ち上がった地元NPO団体の女性の声を聞いてほしいと、この繋がりを形にしていただいたものです。
その中で、当団体にも声を掛けていただきました。

今まで取り組んできた活動の中で見えてきた問題点や、今後も活動を継続していく上での困っている点、改善してほしい点なども含め、直接、現場の”生の声”を政策に反映頂ける、そういう立場にいらっしゃる方と直接お話ができた事は、今後も活動を継続していく上での大きな弾みになりました。
お忙しいなか足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

有村議員の政治スタンスには、教育や家族支援など様々な活動があり、これから女性たちが輝いて仕事や子育て、またそれを両立していけるような体制作り、男女を問わず社会で活躍できる社会の基盤を作っていけるよう、精力的に活動をされています。
まさに、女性の最強の味方ですよね。
こういう方が全国を回られて、顔が見える距離でいろんな方々のお話を聞いていただいているのは、本当に素晴らしいことだと思います。

その一つとして、中野市議や蒲生市議に橋渡しをしていただいたことにより、いろんな情報交換ができました。
私たちだけでは成し遂げられないことも、多くの方々のお力添えにより頑張っていけるパワーを頂けたと感じています。

想いが目に見える形になっていけるよう、私たちも随時発信していきたいと思っています。
今後も見守っていただけるよう願っております。


2016年8月25日木曜日

和服リメイク講習会【12カ月コース】

8月23日(火)和服リメイク講習会《12カ月コース》を陸前高田レインボーハウスで開催しました。

前日、台風が北上し各地域に多大な被害をもたらした中で、気仙沼市からお越しいただいた畠山泰子先生、ありがとうございます。
一時は、本日の開催も危ぶまれましたが、参加者の方の熱意が届いたのか、良い天気になりました。
本当に良かったです。


今回お持ち頂いた畠山先生の作品です。
襟のデザインと模様の使い方に先生のこだわりが感じられます。
とてもエレガントで、参考にしたいです。


こちらは、ロングの上着です。
丈の長さや襟ぐりなどにご本人らしさが出ていて、生地の模様を活かした大人の装いです。


個々に作りたいものを決めて、第2、第3の作品に取り組んでいます。
原型があるので、最初に型紙を作ってから製作しています。




こちらの方は、リンパマッサージの施術をされている方で、エステサロン向けのユニフォームを製作したいとの思いがあるそうです。
とっても素敵なアイディアですよね。
夢がありますね♡


時々、手を休めながら個々のペースに合わせて、ゆったりと進めています。
ここは、そんな風に楽しみながらできる場になっていて、焦らずじっくり自分の作品に向き合いながら、製作できるような時間を過ごしています。


表裏の模様を見ながら、実際に身に付けて合わせた時にも模様が左右で合うように、前見ごろと後見ごろの型紙を生地に乗せて裁断します。
このこだわりが大切で、仕上がりも全然違ってきています。
このように細部にこだわって、基本が習得出来るよう教えて下さいます。


生地が足りないときは、生地幅に別な部分を縫い合わせてから裁断します。


先生がお忙しい時には、お互いに教え合いながら、作業も進められています。
みなさん確実にレベルが向上しています。




会場が広いので、床を使って、生地を広げてゆったりと作業しています。
この方が作業が楽なんだそうです。




ボタンホール位置の確認です。
定規を使いながら、正確に待ち針を打ち、印をつけていきます。


最終調整の段階です。
前の重なりをしっかり合わせ、刺繍のポイント部分を一番いい前身ごろの部分に配置し製作しています。
ボタンホールをしてから、両面にボタンを付けて間も無く完成です。
品の良いシックな出来上がりになりそうですね。


今日の作業では、刺し子に取り組んでいらっしゃる方もいて、それぞれいろんな分野に挑戦していることに驚きです。
とても刺激になりますね。
みなさん発想が豊かだから、これを利用してどんな作品を作るかちょっと想像するだけで、楽しい気分になります。


時間がない中ギリギリまで先生に指導を受けようと取り組むみなさんの必死な姿が印象的でした。それに応えるため、先生も汗をかきながら、僅かな時間を使って最後教えていただきました。
先生の気持ちがみなさんにも伝わっています。
本当に有難いですね。

今回の講習会の中で畠山先生の印象的なお言葉があります。
「焦らず自分の作品は自分で作る」
「時間のムダのないよう生地をほどいてきたり、自宅での準備してくる」などです。
しっかりと受け止めて来月もよろしくお願いします。
  
【次回開催予定】9月20日(火)@陸前高田レインボーハウス 10:00~15:00

住宅・生活再建のための勉強会と相談会

8月24日(水)「いわて三陸ひまわり基金法律事務所」の在間文康弁護士による「住宅・生活再建のための勉強会・無料相談会」のサロン活動を矢作中学校仮設住宅集会所で開催しました。

今回は岩手弁護士会より佐藤英樹弁護士と、東京弁護士会より瀧上明弁護士にお越しいただきました。
また、陸前高田市建設業協会住宅再建協議会の山本健太さんにもご参加いただきました。

最初に、「生活再建のために」と題して【紙芝居】を使って分かりやすく説明をしていただきました。
次に「生活再建に関する公的支援制度一覧表」を活用しながら、公的支援制度について、参加者の方それぞれに合った内容で、詳しくお話していきます。

参加者の方々から出された質問の中には、生活再建加算支援金の申請期限が、現在は平成30年4月10日となっているが、換地先(盛り土)の造成が完了するのはもっと先のため、その後に家を建設するのは、その申請期限には間に合わないといったお話も出てとても心配のご様子でした。
その話を受けて、在間弁護士より「今までも延長されてきているが、今後もその期間が延長されるよう働き掛けていく」との、心強い回答をいただきました。

住宅・生活を再建される方々は、変わり行く状況のなかで常に不安を抱えています。
震災前は、弁護士の方と直接お話をすることがない地域でしたので、このような法的支援を受ける機会もありませんでした。
しかし、現在はこうして顔が見える距離で気軽にお話することができ、このサロン活動を通してその悩みや心配事、公的支援制度やいろんな手続きに関する疑問点などを出して、解決に向けてのアドバイスを受けていただいております。
それにより、制度の内容を十分理解されたり、納得していかれます。
複雑な手続きも業者の担当者の方に確認しながら進めたほうがいいなど、再建の方々のご苦労を察しながら、寄り添った形での助言もしてくださいます。
毎回、参加者の方には「参加して良かった」という感想をいただいております。

今後も、各仮設住宅や災害公営住宅に伺っ、サロン活動をすすめていきますので、皆様のご参加をお待ちしております。

【次回開催予定】  8月31日(水)午後6:30~8:00 @矢の浦仮設住宅
こちらは、入居者の方も少なくなっておりますので個別訪問させていただく予定です。
緑色のビブスを着用した弁護士が、住宅敷地内を歩いておりますので、どうぞお気軽にお声をおかけください。

2016年8月23日火曜日

和服リメイク講習会【6カ月コース】

8月21日(日)和服リメイク講習会《6カ月コース》を陸前高田レインボーハウスで開催しました。

今回、24時間テレビさまよりミシンやアイロン等、多大なご支援を頂いた経緯があり、地元・テレビ岩手の方々が取材にお出で下さるとの予定になっておりましたので、今日はちょっとドキドキな感じではじまりました。

いつもの通り、事務所からミシンやアイロン・様々な備品を陸前高田レインボーハウスさんに搬入し、机や椅子などを参加者のみなさんと一緒に設置してから、講習会スタートです。


小赤澤直子先生のパワー溢れるご挨拶を頂き、本日もスタートです。
先生は昨日、なんと山田町で活動をされてから、陸前高田市に入られました。
いつも精力的に活動されていて、どこからこのパワフルな意欲が沸いてくるのか、是非お聞きしたいですね。
私たちもいつも元気を頂いています。


最初に製作途中の作品を持ち寄り、不明な点等を確認します。
聞きたいことが沢山あり、順番を待ちながら、積極的に質問していらっしゃいました。
自分のことだけでなく、他の方の質問も参考にしながら、学んでいます。


ミシンでの作業もかなり増え、交代しながら進めています。
今年はミシンの台数も多く、スムーズに使えてとても助かっています。
また職業用ミシンもご支援いただいたので、参加者のみなさんも大変喜んでいます。
24時間テレビさま、本当にありがとうございました。




先生の指導の順番を待ちながら、個々に作業を進めている様子です。


お昼タイムで、小赤澤先生を囲んでの楽しい昼食です。
いつも先生の回りはとても賑やかです。
参加のみなさんの手作りの漬物や梅なども頂きながら、いつも会話が弾みます。


午後の部がスタートし、いよいよテレビ岩手さま取材開始です。
スタッフの方は各テーブルを回りながら、参加者のみなさんに気さくにお声がけしています。
とても優しく、楽しい感じでお話しながらの取材に、全体的にリラックスして対応できました。
”和服リメイク講習会”を毎回楽しみに参加し、みなさんで仲良く交流しながら製作に取り組んでいる姿がしっかり伝わったと思います。
まさに”生きがい作り”の一つになっています。


参加者の方が真剣に作業している様子も近くからカメラで撮影して、この活動を紹介してくださいます。
どんな風に映っているか楽しみですね。




小赤澤先生のお話は『物作り』だけでなく『人生』の勉強になることも沢山あります。
先生の今までのご苦労も含めて、それを乗り越えてこられた、力強く、素敵な人柄が感じられます。


先生の普段から楽しみながら製作している様子や、若さの秘訣などのお話も盛り沢山で、お話を聞いているだけでもとっても楽しいんです。


みなさん集まって、リメイクされた素敵なパンツを眺めています。
色も深みがあって素敵ですね。


難しい箇所は、先生自ら待ち針を打ちながら、丁寧に教えて下さいます。
次回開催まで、こちらのコースはちょっと期間があるので、自宅での作業がスムーズに進められるよう確認していました。


こちらは、敢えて反物の端を活かして縫製しているデザインの服で、試着しながら補正しています。みなさん覗き込みながら、注意深く聞いていました。




本日完成した作品の一部です。
可愛いリバーシブルのトートバッグも出来ましたよ。
縦長でおしゃれですね。




最後は参加者全員で机や椅子を片付けて、丁寧に掃除をしていただいたり、備品の運搬までやっていただきました。
お陰さまで、本日もあっという間に充実した講習会が終了しました。


10月2日開催のファッションショー参加に向けての作品作りも、かなり形になってきました。


季節の移り変わりが早く、空を眺めると、そろそろ秋の気配を感じられるそんな時期になりました。
”芸術の秋”がやってきて、益々創作意欲が湧く参加者のみなさんです。
次回も楽しみです!

見学も自由にできますので、どうぞお越しくださいませ。


【次回開催予定】 9月25日(日) @陸前高田レインボーハウス 10:00~15:00