2016年8月25日木曜日

和服リメイク講習会【12カ月コース】

8月23日(火)和服リメイク講習会《12カ月コース》を陸前高田レインボーハウスで開催しました。

前日、台風が北上し各地域に多大な被害をもたらした中で、気仙沼市からお越しいただいた畠山泰子先生、ありがとうございます。
一時は、本日の開催も危ぶまれましたが、参加者の方の熱意が届いたのか、良い天気になりました。
本当に良かったです。


今回お持ち頂いた畠山先生の作品です。
襟のデザインと模様の使い方に先生のこだわりが感じられます。
とてもエレガントで、参考にしたいです。


こちらは、ロングの上着です。
丈の長さや襟ぐりなどにご本人らしさが出ていて、生地の模様を活かした大人の装いです。


個々に作りたいものを決めて、第2、第3の作品に取り組んでいます。
原型があるので、最初に型紙を作ってから製作しています。




こちらの方は、リンパマッサージの施術をされている方で、エステサロン向けのユニフォームを製作したいとの思いがあるそうです。
とっても素敵なアイディアですよね。
夢がありますね♡


時々、手を休めながら個々のペースに合わせて、ゆったりと進めています。
ここは、そんな風に楽しみながらできる場になっていて、焦らずじっくり自分の作品に向き合いながら、製作できるような時間を過ごしています。


表裏の模様を見ながら、実際に身に付けて合わせた時にも模様が左右で合うように、前見ごろと後見ごろの型紙を生地に乗せて裁断します。
このこだわりが大切で、仕上がりも全然違ってきています。
このように細部にこだわって、基本が習得出来るよう教えて下さいます。


生地が足りないときは、生地幅に別な部分を縫い合わせてから裁断します。


先生がお忙しい時には、お互いに教え合いながら、作業も進められています。
みなさん確実にレベルが向上しています。




会場が広いので、床を使って、生地を広げてゆったりと作業しています。
この方が作業が楽なんだそうです。




ボタンホール位置の確認です。
定規を使いながら、正確に待ち針を打ち、印をつけていきます。


最終調整の段階です。
前の重なりをしっかり合わせ、刺繍のポイント部分を一番いい前身ごろの部分に配置し製作しています。
ボタンホールをしてから、両面にボタンを付けて間も無く完成です。
品の良いシックな出来上がりになりそうですね。


今日の作業では、刺し子に取り組んでいらっしゃる方もいて、それぞれいろんな分野に挑戦していることに驚きです。
とても刺激になりますね。
みなさん発想が豊かだから、これを利用してどんな作品を作るかちょっと想像するだけで、楽しい気分になります。


時間がない中ギリギリまで先生に指導を受けようと取り組むみなさんの必死な姿が印象的でした。それに応えるため、先生も汗をかきながら、僅かな時間を使って最後教えていただきました。
先生の気持ちがみなさんにも伝わっています。
本当に有難いですね。

今回の講習会の中で畠山先生の印象的なお言葉があります。
「焦らず自分の作品は自分で作る」
「時間のムダのないよう生地をほどいてきたり、自宅での準備してくる」などです。
しっかりと受け止めて来月もよろしくお願いします。
  
【次回開催予定】9月20日(火)@陸前高田レインボーハウス 10:00~15:00