東京都立久留米西高等学校さんでは、例年、関西方面へ修学旅行に行っていたそうですが、今年度は震災学習で防災減災の意識を高めさせたい、という意向からこの修学旅行は実現したそうです。
一生の思い出になる修学旅行を、被災地、ここ陸前高田で過ごすという事で、例年の修学旅行にはない「学び」の特色を出し、心に響く内容にできたら、というマルゴトさんの思いに共感した当団体と横田町の有志、女性数名で協力させていただきました。
当日は、市内の一次産業にも触れ、「震災を通じて経験した苦労や思いを知ることで、普段の生活で何気なく口にしている食材やそれに関わる人たちについて考える」という趣旨のもと、統合により廃校となった横田中学校体育館でオリエンテーションを行った後、農業体験と炊き出し体験に分かれて活動しました。
こちらは、横田町基幹集落センターでの「炊き出し体験」の様子です。
おにぎりと豚汁作りを行いました。
佐々木美代子氏に、震災当時の炊き出しの様子などを語っていただきながら、炊き出しの必要性や重要ポイントを説明してい貰いました。
こちらは、田崎さんの指導で「おにぎり作り」を体験している様子です。
こちらは、屋外での「豚汁作り」の作業です。
大きな鍋で300人以上の人数分を作っています。
迫力ある量に、びっくり!
お代わりも十分できますね。
この日は、いつもに増して寒さが感じられて、豚汁が体も心も温かくしてくれました。
現地でも珍しくなってきている季節行事、餅つき体験です。
『きね』と『うす』を使って、二人の呼吸を合わせながら、テンポ良く行います。
できたお餅も断然おいしいです。
陸前高田のマスコット「ゆめちゃん」もご登場♪
今回は横田町・槻沢地区(第6区)のみなさんによる郷土芸能『剣舞』を披露していただきました。
お忙しいなか、ご参加いただきありがとうございました。
衣装もとっても凝っていますね。
この後、生徒さんたちも一緒に踊ってみましたよ。
貴重な体験を楽しんでもらいました。
実は、ゆめちゃんも一緒に踊ってくれて(とっても上手)大いに盛り上げてくれました。
みんなに囲まれて、ゆめちゃんも楽しそうでしたよ。
あっという間に全てが終了し、みなさんでお見送りです。
移動するバスに、ちょっと名残惜しい気がして思わず手を振ったら、笑顔で返してくれました。
男の子も女の子も本当に明るく元気があり素敵な高校生さんや先生方でした。
お礼の挨拶もキチンできて、思いが伝わって本当に嬉しかったです。
時々、この修学旅行で関わってくださった方々のことも思い出してくれるといいですね。
校長先生を始め、この企画を実行に移してくだっさった先生方、横田町の有志の女性のみなさんに、改めて感謝致します。
地域活性化としての役割も今回の修学旅行の意味合いは大きく、更なる成果も期待できると思います。
是非、今後も何かの形でみなさんと関われたら・・・と思っています。
今回協力して頂いた方々は、横田町在住の佐々木美代子さん、長谷川節子さん、荻原レン子さん、田崎美代子さん、及川カヨ子さん、横田町第6区槻沢鬼剣舞のみなさんです。
お忙しい所、大変ありがとうございました。