2016年8月10日水曜日

筑波大学ヒアリング

8月9日、筑波大学の高橋美穂子さま、准教授のリラス・アレキシスさま、女子学生さんの計3名さまが当事務所を訪問され、団体の活動などのヒヤリングを行ないました。

前日には、陸前高田市の七夕祭りに参加され、地元の行事に触れて大いに楽しんできたそうです。
そのなかで、当団体が『和服リメイク講習会』の活動を行っており、日本の和の文化を取り入れながら地元の皆さんと一緒に楽しく活動している情報を得て、すごく興味を持たれ、ヒヤリングにお出で下さいました。
 
筑波大では、政府の支援を受けながら、スポーツ界の国際的リーダーを養成する事業を始動させ、選ばれた世界の学生と交流しながら、オリンピック・パラリンピックに向けてのグローバルな人材を育成するための研究をされています。
そのプログラムを学びながら、何れ国際スポーツ界でリーダーとして活躍できる人材を排出していくプロジェクトです。

今回は、私たち被災地の現状を世界に発信できる可能性も大いにあり、非常に興味深い研究内容だと思われます。

現在、リオデジャネイロオリンピック開催真っ最中で、メダルラッシュで大いに盛り上がっていますが、それを踏まえて、今後来るべき2020年東京オリンピック開催に向けて、東京と東北がどういう形で関わっていけるか、一緒に何ができるかを模索中です。
その意見交換と情報収集で訪問していただきました。

ヒアリングの中で、オリンピックと和の文化を融合させた取り組みということにとても興味を持たれ、当団体の視点での考えを求められました。
「参加型」がいいのか、もっとほかの手段があるのか、まだまだ議論しなければ、直ぐにははっきりとしたものが提示できませんでしたが、是非私たちも何らかの形で関わらせていただきたいと強く思いました。


今後も継続して、陸前高田市に足を運んでいただき、繋がりを深めていく中で互いに情報交換していく予定でおります。
もし被災地の頑張っている姿や活動を、もっともっと世界に発信することができたら、こんなに素晴らしいことはありませんよね。
オリンピックの精神である人や文化の交流を通じて、人間の尊厳や国を超えた繋がりの大切さを分かち合っていきたいと思います。

是非、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関わって、競技者だけではなくオリンピックを目指す子供たちや、応援する人たちも含めて、一体感を味わいながら日本全体で大いに盛り上がっていけたら、最高に幸せですね。
その一役として、当団体も地元の方々と何ができるかを知恵を絞りながら、じっくり考えていきたいと思っています。