2014年5月24日土曜日

研修に参加 当事者主権で問いをたてる

上野千鶴子さんが理事長を務めるWANという団体のシンポジウムに参加してきました。

当事者主権で問いをたてる!いわゆる弱者と呼ばれる障害を持った人は災害時に援助を受けにくい状況に陥ってしまう。しかし、多かれ少なかれ、日々に生活の中には困り事はあるはず。その困り事を自分目線で捉えればして欲しい援助、支援の仕方も変わってくるはず・・・・
たとえば駅で車椅子が使えないからとエレベーターの設置を要望して果たしてエレベーターが設置されれば、若いベビーカーを押したままたちが多く利用することになった。のように、困りごとは多くの人のニーズとして共有できるものである。障碍者だからとか、弱者だからという線引きをする必要なんてどこにもない。バリアフリーの施設整備をしてもココロに壁があっては何にもならない。自助、公助、共助とよく言われるが、一人ひとりが自己肯定感を持って、お仕着せの支援もどきにはNO!を言ってもいいのだといういう受助力も必要だといっていた。

これから被災地でも町ができコミュニティが再生されていく中で、自主防やリーダー育成が声高に叫ばれているが、人に任せて終わりではなく自分の命を守るのは自分で、大切な人の命もつないでいくのだという一人ひとりの自覚が大切であると強く思った。